早産と切迫早産と妊娠中毒症
妊娠中期から後期にかけての心配事のひとつに、早産と切迫早産があり、妊娠中に気をつけたい病気に妊娠中毒症があります
早産と切迫早産
早産とは、赤ちゃんがまだ未熟な妊娠22週~37週未満にお産が始まることをいいます。
赤ちゃんが自分の力で生きられるようになるまで、保育器に入って過ごします。
場合によってはNICU(新生児集中治療室)の整った病院へ転送されることもあります。
早産は、妊娠月数が満ちていないだけであって、お産の始まりは普通の分娩と同じです。
切迫早産とは、妊娠が継続しているものの、22週~37週未満に規則的な子宮収縮(陣痛)が続いたり、子宮口が開く前兆として子宮頸管が短くなったり、子宮口が開いたり、早産の兆候がある場合をいいます。早産の兆候がなくなるまで、お医者さんの指示に従って、自宅で、または入院して、横になって過ごします。
早産のママ側の原因として、B群溶連菌やクラミジアなどによる感染症、子宮の形の異常、子宮頸管無力症、前置胎盤や羊水過多があります。赤ちゃん側の原因としては、逆子の場合、多胎妊娠の場合、などがあるといわれています。
早産を避けるために、運動のし過ぎに注意し、体重の増えすぎや塩分の摂りすぎに気をつけ妊娠高血圧症候群などの合併症にならないように注意しましょう。
妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)
妊娠中毒症は、2005年から妊娠高血圧症候群という名称に変更されています。
妊娠すると血圧は高めになりますが、最高血圧が140mmHg以上、最低血圧が90mmHg以上の場合に高血圧と診断されます。妊娠によって血管にけいれんのような収縮が起こる病気で、全身で起こると高血圧に、腎臓で起こるとたんぱく尿が出ます。
症状がでやすいのは妊娠後期で、悪化すると早産や未熟児出産などのトラブルにつながることもあります。
妊娠高血圧症候群と診断されたら、まずは安静と食事療法で、必要に応じて薬物療法も治療に加えます。
妊娠高血圧症候群の対策としては、うす味に心がけ塩分を控えること、卵や牛乳、豆腐や鶏のささみなど良質なたんぱく質を摂ること、血圧を下げる作用のあるカルシウムを多めに摂ること、適度に体を動かし、睡眠は十分にとること、などがあります。
カテゴリ: 妊娠